いつまで働きますか
先日、厚生労働省から2019年の平均寿命が発表されました。
それによると、男性が81.41歳、女性が87.45歳。
どちらも8年連続のプラスで過去最高を更新したとのことです。
1990年の平均寿命が、男性75.92歳、女性81.90歳ですので、平成の30年間で
男女とも6歳近く伸びたことになりますね。
一方で、介護を受けたり寝たきりになったりせずに生活できる健康寿命は
最新の数値(2016年)で、男性72.14歳、女性74.79歳です。
健康寿命を考えると、私もあと10年かあと思ってしまうのですが、
仕事を継続したりいろんなことにチャレンジし、今を楽しんでいくことが
長く健康に暮らす秘訣かなと感じています。
現在65歳までの雇用が義務化されていますが、2021年4月には
改正高年齢者雇用安定法が施行され、企業は社員が70歳になるまで
就業機会を確保する努力義務を負うことになります。
働き手となる15~64歳の生産年齢人口が日本人全体の60%を切る中、
働く意欲があって技術や技能、ノウハウを持ったシニアは、企業としても
大切な人材として手放せなくなってくるのではないでしょうか。
人手の確保としてはもちろんのこと、健康寿命の面からも労使ともに
70歳までの就業について早めに議論していく必要がありますね。